チェイサーに鮮血を

https://lit.link/mamio 身体と心はつながっている♡身体を解放して自分自身を存分に生きる♡旅の途中…歌う、演じる、語る

お母さんは心配性

『でも、どれほど美人でスマートで若々しく見えようと、お母さんはお母さんだ。そしてお母さんというものは心配性なのだ。』

(宮部みゆき作 「ソロモンの偽証」より)

 

母に心配される子の立場でも、

子を心配してしまう母の立場でも、

どちらに自分を置いてみても

それがカッコ悪く感じられて嫌だった。

 

学校から電話があった時。

進路について悩んだとき。

友人関係に何かあった時。

知らない顔を知ったとき。

 

もっとお互いに信頼があれば?

理解が深まれば?

コミュニケーションが増えれば?

 

余計な心配はせずに、スマートに落ち着いていられるの?

 

そうじゃない。

お母さんは心配性。

根本的に、そうなのだ。

それでいいのだ。

スマートに対処できないオロオロする自分。

どーんと構えていられない小さな自分。

そんな自分を責めて、何とかならないかと思っていたけれど、そのままでいいのだ。

それも大切な、私だけの体験なのだ。

一見ネガティブな感情を避けたがる癖。

どのような感情も、大事な自分の一部なのだ。