チェイサーに鮮血を

https://lit.link/mamio 身体と心はつながっている♡身体を解放して自分自身を存分に生きる♡旅の途中…歌う、演じる、語る

ことばを書いてみる

ことばで何を伝えられる?

 

文字を追いかけるのが好きだったわたし

小学生の時から図書室が隠れ家だった

子どもの頃は食事中テーブルの上に置いてある

牛乳の紙パックに書いてある成分表示や生産地を繰り返し読んでいた

今は無い心斎橋のアセンスという本屋さんに初めて行って

哲学書や文庫のコーナーの広さに鳥肌がたった

年間100冊読んでいた

やめられなくて朝になることもたびたび

 

高校生の頃  論文クラスを選択して

書いたものが文集に掲載された

村上春樹が翻訳した

レイモンド・カーヴァーの作品を題材に

書かれたもの

それを読むこと

伝わるもの

伝えたかったこと

そしてわたしも

何かをことばで伝えたいと

そんなことを懸命に書いた

書いたあとでその作品に

つけたタイトルは

「嘘ばっかり」

そのタイトルしか浮かばず

そのタイトルがしっくりきた

書いても書いても

自分の想いからことばは離れてしまう

ここまでしか書けない

そう思ってやっと筆を置いて

書いたものにぞっとする

 

そうは言ってもいま

まだわたしは書いてみたくなる

 

書くことは想いを深くする

書くことは行き先をさだめる

書くことはその先にひろがりをうむ

 

わたしのことばが

何を伝えられるのかわからない

でもその先につながるものを感じるから