チェイサーに鮮血を

https://lit.link/mamio 身体と心はつながっている♡身体を解放して自分自身を存分に生きる♡旅の途中…歌う、演じる、語る

怖さの感覚

どうしてこんなに怖いのか。

 

その先に何があるのか、

どんな自分がいるのかわからないから…

 

怖さは、「前に進んでいるときに感じる感覚」だと教わった。

怖さは未知の世界に入っていくときには当然感じるもの。

未知の世界には危険もあるし、慎重さも必要になるから。

だから怖さを感じるときは、あなたが前進しているサイン。

停滞ではなく、前進しようとしているサイン。

前進した先には、自分の本当ののぞみがある。

こころの底からやりたかったことがある。

だから、怖さを感じきる。

進む方向に対して、怖いと感じる自分をただ観る。

そこで、わたしは体感覚を使う。

怖さは身体のどこにある?

わたしの場合、怖さの感覚は

両肩の後ろ、背中側、肩甲骨より少し上の部分にスライムみたいにベッタリと貼り付いている。

少し重く、柔らかさがある。

怖さをより感じると、その感覚は首へ伸びていく。

泣きそうになる。

その感覚を感じながら声を無心に出す。

これはいま学んでいるボディヴォイスの手法で、身体の声に耳を澄ますやり方。

その感覚に集中する。

声を出す。

出しているうちに感覚が強くなる。

感情を感じる。

言葉が出てくることもある。

声にのせてうたう。

感覚が変化する。

別の部分に移動することもある。

やわらぐこともある。

怖いことはいけないもの、という自分の思い込みがある。

これは一度でなくなるものではない。

なんどもくりかえす。

なんども自分と出会う。

ただ自分と出会う。

そうすることでしか、わたしたちは

本当ののぞみに出会えない。

涙があふれて息ができなくなる。

苦しい。

でもそうして生まれなおす。

なんどでも生まれなおして

わたしたちは自分の

本当の声を聴くことができる。

本当の声は前から持っていたもの。

だけど知らなかったもの。

ずっと忘れていたもの。

だからそれを思い出せたら

深い安心がある。

本当ののぞみがわかるとき、

やっと進むことができる。

怖さを感じることから逃げないでじっとしているのは辛い。

けれど怖さは自分の大切なセンサー。

怖さをおそれずに。